SEO Specialist とは

2022年4月27日

「SEO Specialist」とはWebサイトの集客チャネルである「自然検索流入(organic)」に責任を持つWebマーケティングの専門職。
GoogleやYahoo で「SEO△Specialist」と検索してこのページにたどり着いた方は「自然検索流入(organic)」でページに来訪したことになります。

企業の公式サイトやWebサービスにおいて「自然検索流入(organic)」は主要なユーザーの訪問経路であるため、自然検索流入の拡大や保守は多くのWebサイトにとって非常に重要です。

SEOの職種

SEOディレクター … SEOのプロジェクト推進役
SEOエンジニア … 技術系(テクニカル)の施策や開発を行うエンジニア
SEOライター … Content-SEOやSEOライティングを得意とするライター
SEOマネージャー … SEOチームのチームマネジメントをする人
SEOストラテジスト … SEO戦略を立案する人
リンクビルダー … 外部リンク構築の専門家

などがいますが、本記事ではSEOに関わる職種を総称しSEO Specialist(スペシャリスト)として扱います。
※海外では上記のように職種が細かく分かれていますが日本では SEO担当者/SEOディレクター/SEOストラテジストなどの募集がほとんどです。
SEO Salaries in the United States Indeed.com

主な仕事内容

SEO Specialist の主な仕事内容は以下のとおりです。

  1. 検索トラフィック増加のための戦略を立てる
  2. キーワードリサーチとターゲティング、効果測定と改善
  3. 検索訪問者のファネル最適化
  4. 検索トラフィックの減少、停滞の診断と対策立案
  5. SERPsにおける評判(ブランド)管理
  6. 検索流入の改善に必要なサイト内部の監査
  7. リンク、ソーシャルシグナルの獲得 及び 構築
  8. 1~7のPJT推進と成果へのコミット

自然検索の流入拡大に繋がることは全て担当範囲なので、非常に広範な知識やスキルが求められます。
また、すでにある程度の検索流入を獲得しているサイトの場合、ブランド(指名検索)や既存流入の維持と保守も重要な仕事です。

必要/求められるスキル

SEO Specialistに求められるスキルは別記事にまとめました。
SEOのスキルセット

適正のある人

Webサイトを作ったことがある

SNSの普及で少なくなりましたが、Webサイトの制作経験や運営経験がある。
ということは、Webへの興味・関心を実行してみた。実績として、私は評価します。

マーケターとしての適正

「webに興味があってサイトを作ってみた」に近いのですが、WebやWebマーケティングの仕事は
「細かな計画を綿密に立てて慎重に実行する」人よりも「大雑把な仮説を”実行”してみてデータを取る」人の方が成果を出しやすい気がします。
正解がなかったり、昨日までの正解が不正解になりうる世界では正解かどうか?よりも仮説の検証をいかに数多く、素早く試せるか。の行動力がある人が向いています。

ロジカルシンキング

Google の検索アルゴリズムが複雑なおかげでwebマーケティングの中でも
施策の中身やロジックの判断が難しいのがSEOです。
公開されている正確な情報をもとにいかにロジカルに施策を立案できるか。で成果が変わります。
Google-botの気持ちを理解できる必要はありませんが、施策や企画のロジックツリーを組める人が向いています。

まとめ

Google-bot を相手にする仕事なので技術的な話題が多くなりがち
→ 理系/エンジニア系人材が向いている。ことは否定しませんが、キーワードマーケティングにおけるマーケティング畑の人材やコンテンツSEOで求められる 編集者系SEOSpecialistなど人材の多様化は進んでいる印象です。

是非、ご自身の適正に合わせて素敵なSEO LIFEを送っていただければと思います。

Posted by Giovanni