「SEM Rush」 VS 「ahrefs」【機能比較】
SEOツールの選定時
「”SEM Rush”と”ahrefs”であればどちらを利用するべきか」。
と聞かれることがあります。
どちらも導入できるのが理想ですが、
予算的にどちらか選ばないといけない場合を想定して、
両ツールの使用感を比較してみたいと思います。
今回の比較は以下の条件で比較しています。
プラン
ahrefs:アドバンスド $332/月
SEM Rush:Business $399/月
比較日時:2019-07-16
分析ドメイン:www.yahoo.co.jp
日本語で使えるか
普段使うツールなので、
「日本語で使えるか」は、重要な検討軸だと思います。
ahrefs:★★★
ほぼ日本語でつかえます。
一部 英語のUIもありますが、気にならないレベル。
SEM Rush:☆☆
主要な機能は日本語で使えるので、
慣れれば特に気にならないのですが、
細かいヘルプ等の英語が不便に感じる場面があるので△。
「競合調査」機能
ahrefs:★★
主要なキーワードやリンク元サイトの分析など、
自然検索流入の状況や上位表示キーワード、被リンク調査の用途であれば十分有用です。
SEM Rush:☆☆☆
自然検索だけではなく、
広告の出稿状況やSNSの活用状況を調べることが出来るので、
webマーケティングの状況を調べることができます。
推定値なので、過信は禁物ですが何もデータが無いよりかはマシだと思います。
KW収集(網羅性)
ahrefs:約1万キーワード ★
SEM Rush:約70万キーワード ☆☆☆
「細かいデータも全て欲しい人」と
「ざっくり主要なキーワードだけ知りたい人」
で好みが分かれそうですが、網羅性で言うと SEM Rush の圧勝です。
データ量は分析の精度・アウトプットの質に影響しますので大事かと。
「順位監視」機能
ahrefs:5,000KW(3日毎)★
SEM Rush:5,000KW (毎日)☆☆☆
登録できるキーワードは同数ですが、
順位データの更新頻度は意外と重要ポイントな気がします。
サイト内部の監査機能
Technical SEOの監査項目としては、
どちらも網羅的に調査してくれます。
差があるとすれば、クロール上限ですが、
ahrefs:クロール上限 125万URL ★★
SEM Rush:クロール上限 100万URL ☆☆
なので引き分け。
コンテンツ分析
ahrefs:気になるトピック(キーワード)を入力すると
SNSでバズったコンテンツを調べられます。 ★★
SEM Rush:該当機能が見当たらず
施策管理
ahrefs:該当機能が見当たらず
SEM Rush:「マーケティングカレンダー」で複数人と施策のスケジュール管理が出来ます。
施策の実行フェーズで、地味に嬉しい機能です。 ☆☆
レポーティング
ahrefs:CSV,PDF で各レポートを出力できます ★★
SEM Rush:CSV、PDF等の各種フォーマットはもちろん。
レポートフォーマットのカスタマイズ(独自ロゴなど)も設定できます。
綺麗なアウトプットが欲しい人や代理店さんに嬉しい機能 ☆☆☆
応答速度
クラウドサービスなので、日々使っていると気になるのが
サービスの応答速度。どちらもクラウドなので多少のラグはありますが
ahrefs:たまに応答しなくなる(タイムアウトする)ことがあるので ★
SEM Rush:約2ヶ月の仕様歴では特に不満はないです ☆☆
まとめ
ahrefs(★の数):14個
SEM Rush(☆の数):20個
冒頭にも書いたとおり、
理想はどちらも使えると嬉しいですが、
“どちらか”で言うと SEM Rush に1票という結果になりました。
ご参考までに