ARS SEO data / Driven SEO methods

2022年4月27日

コンセプト

「ARS SEO」は、Data-driven なSEOの解説サイトです。
SEOの基礎知識から実践形式での施策手順、実務に近いSEOの課題解決などSEO担当者のお仕事のヒントになる情報発信を目指しています。

ARS(アルス) SEO/戦略的SEO

ars とはラテン語で「アート」の意味です。
「ラテン語の ars はギリシア語のテクネー に相当し、本来は「芸術」というより、自然に対置される人間の「技」や「技術」を意味する言葉です。

芸術と技術
経験の長いSpecialistほど 選定する戦術や施策に偏りや好みがあるものですが 「戦略立案 → 戦術選定 → 実装 → 効果検証の OODAサイクルを素早く回す」。再現性高く、属人性を少なくする方法論として有効なのでは考えています。

SEOの施策は概ね、以下の3つに分類できます。

Technical(内部)

インデックスコントロールや内部リンクの最適化などの技術的な施策。
Google の進化によって、クロールやインデックス関連の細かな課題は2000年代と比較して大部分が解消されているため、数百ページ程度のサイトで問題になることはなくなりましたが、数万ページを超えるデータベース型やUGCのような大規模サイトでは、Technical SEOが今でも非常に重要です。

タイトルやURLの命名規則、ディレクトリ構造や内部リンクの設計などベストプラクティスが蓄積されている領域のため、技術的な理解さえできていれば一定の成果を見込める施策です。(施策効果を測るのが難しくはあります)。

マニアックに追求できる方は ミリ秒単位の速度改善やリンクグラフ最適化などを楽しめるかと思います。

Link Building(外部)

さまざまな関係者(ユーザー、見込み客、取引先 etc)との関係構築を通して対象サイトに他サイトからのインバウンドリンクを集める施策。

メールでの依頼、コンテストの開催、調査レポートの公開などアイデア次第で競合サイトとの差別化できます。 海外では “Link Builder”なる専門職も居ますが 日本では、「有料リンク(SEOスパム)」が独自進化した関係で非常にネガティブな意味に捉えられる(敬遠される)施策でもあります。
SEO Link Builder Salaries | Paysa  

そのため、海外では自然リンクを集める施策の提案をしてくれる会社もありますが、日本のSEO会社で “Link Building” を提案してくるところはガイドラインのスパムリンク企画の場合もあるため注意が必要です。

Content-SEO

米国の Content Marketing が日本に輸入された時「Content SEO」なるキーワードが広まってしまい、
Content Marketing = SEO記事の大量生産 のような誤解を広めてしまいましたが、本来の 「Content Marketing」 は様々なコンテンツ(記事、動画、ポッドキャスト、画像)を利用して 見込み客をユーザーへ、ユーザーをファンへ転換していくコミュニケーションやその設計のことであり、けっして「安価なSEO記事の大量生産」のことではありません。

Posted by Giovanni